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Posted by 京つう運営事務局  at 

2017年04月24日

歯の再石灰化について

歯(表面)の成分、特徴

歯の表面(歯冠)はエナメル質に覆われています。このエナメル質は化学的にも非常に安定している物質であり、人の体の中で最高の強度を誇っています。
その成分の97%はハイドロキシ アパタイト(水酸化リン灰石)と呼ばれるもので、化学式ではCa10(PO4)6(OH)2と表されます歯科技工用真空成型器

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再石灰化とは

口腔内にいる細菌は、歯についた食物の残り(歯垢)などを摂取して分解して酸を排出します。その酸が歯を脱灰させてしまうのですが、唾液は歯垢内のpHを上昇させて中性に保ち、ミネラル(Ca2とHPO42-)の溶出を抑えることにより脱灰の反応を抑えます歯科ハンドピース用 カートリッジ。唾液由来のミネラルと溶出したミネラルの濃度が高まると修復する反応が逆に進むのですが、この反応が再石灰化と呼ばれるものです。

ちなみにこの石灰化は外部からのカルシウムではなく、唾液に含まれる『カルシウムやミネラル』で起こります。
脱灰反応で失われたミネラルが修復されれば何の問題もないのです。歯科手術用照明LEDライトどうしたら虫歯になるのか

細菌の酸の排出によりpHが低下(酸性になる)するとエナメル質からカルシウムとリン酸が失われてしまい、そのような状態になるとエナメル質は脱灰してしまいます。
そうならないように口腔内では上記にあるように『再石灰化』して歯を守っています。このバランスが保たれていれば良いのですが、脱灰と再石灰化のバランスが崩れ、再石灰化が追いつかなくなると脱灰が進んでしまい虫歯になってしまうのです。

ですから虫歯にならないよう健康保持をするためには再石灰化反応を促進すればよいわけです。つまり「水素イオン濃度を下げること」が重要と考えられるわけです。そのためには、菌類による水素イオンの生成を抑える、唾液などを供給して水素イオン濃度を下げることが必要であるということです。



虫歯が再石灰化で治るのか?

虫歯になったとしても『初期の虫歯』であったら、むやみに削らずにフッ素やリカルデント、やキシリトールを使用したり、唾液の分泌をよくするなどして再石灰化を促す努力をすれば、虫歯の進行を止め元の状態に回復させることができます。

再石灰化の素晴らしい点は溶かされた歯の表面のエナメル質を、ただ元に戻すのではなく、結晶構造を変化させて、溶ける前の歯よりも硬くて虫歯に強いエナメル質に変化させるということです。

再石灰化により、ドンドン強い歯が作られていきます。ホントに人の歯というのは凄いですね。だからといって、自然に治る虫歯は初期の場合です。虫歯になったら歯医者さんに必ず行って下さい。



何故就寝時に虫歯になりやすいか

上記にあったように再石灰化は唾液によって促進されます。というより唾液が主役です。その唾液は就寝時には分泌される量が減ってしまいます。ですから再石灰化がされにくくなり、脱灰と再石灰化のバランスが崩れてしまい、虫歯になってしまうというわけです。

ですから就寝前の歯磨きを入念にして、脱灰しないような口腔内の環境を作ることが重要なのです。

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Posted by athena  at 22:45Comments(0)

2017年04月24日

歯周病が悪化すると糖尿病も悪化する

糖尿病と歯周病の意外な関係

大切な歯を失ってしまう病気である歯周病と、全く関係ないような糖尿病とは深い関係性があるとテレビでも紹介されました歯科用ルートエレベーター

実は歯周病というのは、糖尿病の第6の合併症と言われているくらいに糖尿病患者は歯周病になる確率が解っているようです。
糖尿病というのは抵抗力が下がる為、合併症が怖い病気でもありますスリーウェイシリンジ用 ノズル。抵抗力が下がる為歯周病の菌にも侵されやすくなるというわけです。
さらに糖尿病のせいで唾液の分泌量が少なくなり、そうなると歯周病も治りにくくなります。
唾液が少なくなるということは歯の再石灰化にも影響が出て、虫歯にもなりやすくなるということです。糖尿病というのは怖いですね。
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歯周病が悪化すると糖尿病が悪化する
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これとは逆に、歯周病になることによって血糖コントロールをすることが難しくなるため、糖尿病を悪化させてしまう可能性があるようです。
これだけでなく、歯周病に侵された状態だと、歯周病巣から炎症性サイトカインという液性因子が産生されるようです。この物質が口腔内の毛細血管から血中に入ると、インスリン抵抗性が増すことになり、インスリンを注射しても血糖値が下がりにくくなってしまうので糖尿病の症状が進行してしまうというわけです。

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Posted by athena  at 21:44Comments(0)