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Posted by 京つう運営事務局  at 

2018年09月04日

一般的に癌手術直後は患者さんの体力が低下し、一時的に肺炎などにかかりやすくなります

術後肺炎の発症率は2.6%-3.5%程度であり、重症化すると死亡率が増加し入院日数が伸びることが、過去の研究で報告されています。発症の原因の一つとして、口腔内や咽頭に常在する細菌を含む唾液を気管内に誤嚥してしまうことがあります。歯科医が手術前に口腔ケアを実施することにより、口腔内の清潔を保ち、唾液中の細菌量を減らすことにより、術後肺炎の発症を低減できる可能性が、理論的には示唆されてきました。しかし、大規模な臨床データを用いてその効果を実証した研究はこれまでありませんでした。歯科用オイルレス エアーコンプレッサー

本研究は、レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)を用いて、歯科医による手術前口腔ケアが癌手術後患者の術後肺炎発症率や死亡率を減少させるかについて分析することを目的としました。超音波スケーラー用チップ

【手法】
厚生労働省のレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)を用いて、東京大学構内に設置されているオンサイトリサーチセンターにて解析を行いました。NDB は日本で行われているほぼ全ての保険診療の請求データを格納しているデータベースです。

本研究の対象は、2012 年5 月〜2015 年12 月に頭頸部癌、食道癌、胃癌、大腸
癌、肺癌、肝臓癌の腫瘍切除・腫瘍摘出術を受けた患者です。(*2) 曝露要因は手術前の歯科医による口腔ケア、アウトカムは術後肺炎および死亡としました。

患者の背景因子による影響を調整するために、性別、年齢などの基本特性の他に入院前1 年間の病歴・薬剤使用歴・診療行為歴について調べました。これらの背景因子を統計学的に調整するために「傾向スコアによる逆確率重み付け法」(Inverseprobability of treatment weighing using propensity scores)を用いました。曝露要因とアウトカムの関連の推計には、一般化線形回帰モデルを用いました。

http://teeths.blog.wox.cc/entry414.html  

Posted by athena  at 11:14Comments(0)

2018年09月04日

歯科医による口腔ケアが癌手術後の肺炎発症率と死亡率を減少

1.発表者:
石丸 美穂(東京大学大学院医学系研究科 博士課程3年生) 根管長測定器
松居 宏樹(東京大学大学院医学系研究科 公共健康医学専攻 臨床疫学・経済学分野
助教)
大野 幸子(東京大学大学院医学系研究科 寄付講座 生物統計情報学 特任助教)
萩原 康博(東京大学大学院医学系研究科 博士課程3年生)
森田 光治良(東京大学大学院医学系研究科 博士課程3年)
康永 秀生(東京大学大学院医学系研究科 公共健康医学専攻 臨床疫学・経済学分野
教授) 根管治療機器

2.発表のポイント:
◆歯科医が手術前に口腔ケアを実施することにより、唾液中の細菌量を減らすことに
より術後肺炎の発症を低減できる可能性が、理論的には示唆されてきました。
◆厚生労働省のレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)を用いて、歯科
医による手術前口腔ケアが癌手術後患者の術後肺炎発症率や死亡率を減少させるこ
とを明らかにしました。
◆本研究成果は、実際の医療現場における歯科医による術前口腔ケアの有用性につい
て、医療従事者・患者の双方にとって重要な情報の一つとなることが期待されます。

http://blog.eigyo.co.jp/luccye/article/361351  

Posted by athena  at 11:10Comments(0)