口腔機能の維持・向上へ 30年度診療報酬改定案を答申 ―中医協総会
中医協総会が2月7日、厚労省内で開催され、平成30年度診療報酬改定案を加藤勝信厚労大臣に答申した。
根管長測定器
歯科関係では、ライフステージに応じた口腔機能管理を推進する観点から、歯科疾患管理料について、口腔機能の発達不全が認められる小児のうち、特に機能不全が著しく継続的な管理が必要な患者に対する「小児口腔機能管理加算」100点を新設。また、老化等に伴い口腔機能の低下が認められる高齢者のうち、特に機能低下が著しく継続的な管理が必要な患者に対する評価の加算「口腔機能管理加算」100点を新設した。
根管治療機器
周術期口腔機能管理の推進として、地域包括ケアシステムの構築に向けて医科歯科連携を推進する観点から、周術期口腔機能管理に係る一連の項目について、対象患者の拡大や明確化などの見直しを行った他、地域歯科診療支援病院歯科初診料の施設基準について、周術期口腔機能管理の実績を選択可能な要件の一つにした。
かかりつけ歯科医の機能評価では、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の施設基準の見直しを行った。
在宅歯科医療の推進等では、効率的で質の高い在宅歯科医療の提供体制を確保するため、歯科訪問診療料や訪問歯科衛生指導料の評価の在り方を見直すとともに、入院患者や介護保険施設入所者等や通院困難な小児に対する口腔機能管理を充実させた。
歯科外来診療における院内感染防止対策を推進では、歯科初診料237点、歯科再診料48点にそれぞれ3点引き上げるとともに、歯科初・再診料に対して院内感染防止対策に関する施設基準(7項目)を新設した。また、地域歯科診療支援病院歯科初診料の施設基準に院内感染防止対策に関する内容を追加した。
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