第111回歯科医師国家試験の総評と今後の展望
2018年2月3日・4日に第111回歯科医師国家試験が行われた。
本稿では、本回の第111回歯科医師国家試験の傾向・今後の歯科医師国家試験の流れや取り組み方について紹介したい。
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近年の歯科医師国家試験の傾向として挙げられている下記においては全体的に踏襲されている。しかしながら、全体の難易度としては例年と比較してやや難というべきものであろう。
第111回歯科医師国家試験は新たな出題基準の1年目となった。その影響があるか定かではないが、簡単な問題と難易度の高い問題の差が非常に激しかった印象を受ける。
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近年の歯科医師国家試験のトレンドともいうべき
・英語、時事問題の出題
・医学的知識への拡充、新しい治療法に対する知識
・高齢者・嚥下・救急災害時の歯科保健対策・法歯学などに関する問題
は引き続きの出題がみられた。
加えて、特に基礎教科(解剖学、生理学、病理学など)を中心に教科書などのかなり細かい内容が出題されてもいた。今回の歯科医師国家試験の難易度が高いと感じた理由の一つでもある。
しかしながら、難易度の高い問題が比較的集中していた必修問題の削除により合格者数は昨年とほぼ同様の水準となった。
例題として111回歯科医師国家試験に出題されていた問題を2問示す。
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