看護師から患者で180度変わった価値観

athena

2018年05月25日 12:44

――乳がんに対する正しい知識を身に着け、正しい情報にアクセスして問題解決に導く力を身に着けるための養成講座『乳がん体験者コーディネーター(BEC)』。がん患者支援団体のキャンサーネットジャパンが運営するこの資格を取得するまでの経緯を教えてください。根管長測定器

 わたしは、元看護師です。出産・子育てで一度は医療現場を離れましたが、子供が成長したことをきっかけに復職。ただ、それからすぐの2007年、乳がんになり、看護師の仕事を続けられなくなりました。

 看護師の仕事を続けられなくなったのには、もう一つの理由があります。根管治療機器

 がんになるまで、自分は看護師として患者のために精一杯のことをやれるよう努めて業務にあたっていました。ところが、自分が患者になって初めて、患者の悩みは看護師の立場で考えていたものよりももっと広く、深く、多様性があることに気付きました。「患者を支える」という概念が、それまでと180度変わりました(「支える医療」と同じ患者支援サービス「キャンサーナビゲーション」に関する記事一覧はこちら)。

 ですから、これからは自分がこれまでに気づかなかった、もっと広い視点で患者を支える仕事がしたかったのです。また、看護師のキャリアを生かしたいとも考えました。

 そんなことを考えながらたどり着いたのが、BECです。第2期生として研修を終え、講師だった土井卓子(湘南記念病院乳がんセンター長)先生からの誘いを受けて、湘南記念病院の職員として働くことになりました。

――土井先生の患者さんではなかったのですか。

 大学病院で治療を受けましたので、土井先生とはBECとのつながりがきっかけです。

http://blog.eigyo.co.jp/luccye/article/330588