歯科口腔保健推進に関する意見交換会
日本歯科医師会専務理事 村岡 宜明
日歯は6月21日、厚労省において医政局、健康局、労働基準局、子ども家庭局、老健局、保険局の6局の課長ならびに歯科保健課歯科口腔保健推進室、地域医療計画課医師確保等地域医療対策室を含め5室長の参加を得て、歯科口腔保健推進に関する意見交換会を開催した。日歯からは会長はじめ3副会長、専務理事、2地域保健担当常務理事、総務・広報両常務理事が出席した。
根管長測定器
この意見交換会は、本年1月17日に第1回が開催され、それに引き続いての開催であった。第1回意見交換会では、国の予算が決定したことを受け、歯科保健課を中心に厚労省各局の決定した政策・予算を踏まえて意見交換を行ったが、今回の意見交換会は今後、省庁が来年度予算要望を行っていくにあたり、日歯と厚労省が医療政策について共通の問題意識を持ち、国民歯科医療の充実を図るべく必要な政策・予算について意見交換を行ったものである。
根管治療機器
日歯からは平成31年度制度・予算に関する現時点での重点項目を中心に、「医科歯科連携及び多職種連携の拡充による歯科医療提供体制の構築」「歯科保健医療の充実のための機能強化」「歯科衛生士及び歯科技工士の人材確保及び養成」「生涯に亘る健診事業の充実」「介護予防とフレイル予防における『口腔機能の向上』の推進」の5項目について、厚労省に提案・要望した。
今後この意見交換会は定期的に開催することを確認したが、意見交換会の議論の充実を図り歯科医療が良い方向に進むことを期待している。
http://blog.eigyo.co.jp/luccye/article/351462