「短期間で治療が可能」という罠
歯科医療に関する厚労省の検討会の構成員を務める、高梨滋雄弁護士によると、矯正やインプラントでトラブルを起こす歯医者は「短期間で可能」とHPで強調していることが多いという。
根管長測定器
「良い歯科医は、術前検査、治療計画の立案、インフォームド・コンセントに時間をかけます。短期間の治療は、大事なプロセスを軽視しているのです」(高梨弁護士)
【要注意】「インプラント手術数」の実績を強調
根管治療機器
一般の人が誤解しやすいのが、インプラントの症例数を強調しているHPだ。専門分野が異なる歯医者は、「そんなに沢山の抜歯をしてきたのか」と見るという。歯を残す技術が低い、という側面もあるのだ。インプラント治療は、手術後のメンテナンスも重要なので、HPで一切触れていない歯医者は要注意だ。
【要注意】「歯周病治療は、すい臓がんなどを予防」
この文章は、東京の歯科医院が、現在もHPに掲載している。歯周病と「がん」の因果関係は全く解明されていない。恐怖心を煽って患者を誘引するのは違法行為だ。
http://blog.eigyo.co.jp/luccye/article/351661