国内のスポーツ選手や音楽家には、どのくらい患者がいるのでしょうか

athena

2018年09月06日 16:16

 中田:プロのスポーツ選手も病気のことは公表したがらないため、どのくらいの患者がいるのかはわかっていません。ただ、これまでゴルファー2600人以上へのアンケートで、体が思い通りに動かなくなるイップスを経験している人は4割ほどいることがわかりました。一部はメンタル、精神的な問題が原因とみられますが、一部はジストニアと関係があると考えられます。歯科用オイルレス エアーコンプレッサー

 望月:ある音楽大学で学生568人を調べたところ、ピアノを弾くときに指がうまく動かせなくなるなど、実際にジストニアとみられる学生は6人でした。約1%です。ただ、音楽の世界でも競争相手が多く、弱点になりうる病気を隠そうとするため、実際にはもっと多い可能性もあります。超音波スケーラー用チップ

――スポーツ選手のジストニアの場合、どのような注意点がありますか。

 中田:イップスの少なくとも一部にはジストニアが原因であることがわかってきましたが、まだあまり知られていません。同じ動作が原因ですから、うまくいかないと思ってあせって練習すればするほどかえって逆効果になる場合があり、注意が必要です。休んだり、それまでと違う動き方をしたりすると、体が動かせるようになることもあります。

 望月:治療する場合は、のみ薬に加えて、筋肉の一部をまひさせるボツリヌス注射や神経をブロックする注射のほか、手術で脳を治療する場合もあります。これらはドーピングにならない薬があります。今年6月、日本神経学会が監修したジストニア診療ガイドラインが出たばかりです。悩んだら脳神経内科を受診してください。

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