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2018年03月12日

むし歯格差、最大10倍 中学1年、最少は竜王町

 県内で中学一年(十二歳児)のむし歯の平均数を市町別に比べたところ、最少の竜王町と最多の愛荘町で最大で十倍近い差があることが、県のまとめでわかった。フッ素の入った水溶液でうがいをする「フッ化物洗口」を実施している市町では、むし歯が少ない傾向が見られた。根管長測定器

 県健康寿命推進課によると、中学一年は永久歯がほぼ生えそろう年齢で、学校保健安全法に基づく歯科検診が行われている。二〇一六年度の一人平均のむし歯数は、県平均で〇・六八本だった。根管治療機器

 市町別でみると、最少の竜王町が平均〇・一三本、豊郷町が同〇・一七本と際だって少なく、守山市が同〇・三七本と続いた。一方、最多だった愛荘町は同一・二八本に上り、竜王町の十倍弱。日野町が同一・一二本、近江八幡市が同一・〇二本と一本を超えた。

 乳歯がほぼ生えそろう三歳児も、母子保健法に基づく乳幼児健診の一環で歯科検診が行われているが、市町別の傾向は中学一年時と大きく異なる。このため県の担当者は「永久歯が生えそろうまでの間の、むし歯予防の習慣付けで差が出るのではないか」とみる。

 また、フッ化物洗口を小学校の全学年で実施している守山市と、竜王、多賀、甲良、豊郷の各町はむし歯本数が少なかった。

 中学一年で最多だった愛荘町によると、一八年度から五歳児を対象に、町内の保育園と幼稚園でフッ化物洗口を始める。徐々に対象年齢を広げたい考えといい、町健康福祉課の担当者は「三歳児は県内でもむし歯がトップクラスに少ない。かかりつけの歯科医師を持ってもらい、定期的な指導を受けていただければ」と話す。

 こうした市町間の差は、二月にあった県議会の一般質問でも取り上げられた。県ではフッ化物洗口の実施マニュアルを一五年度に作成するなど歯科予防の取り組みを進めており、二三年度までに中学一年のむし歯数を〇・五本に減少させる目標を掲げている。

 県の担当者は「予防の取り組みは学校現場が主となるので、市町の支援を工夫していきたい」と話している。

http://blog.eigyo.co.jp/luccye/article/311777



Posted by athena  at 15:19 │Comments(0)

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