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Posted by 京つう運営事務局  at 

2017年04月10日

3Dプリンター(CAD/CAM)の登場で歯科技工士不要?

その日のうちに治療が終わるCAD/CAMの登場

最低一週間ほどかかっていたオールセラミックスの歯科治療が、その日のうちに終わるという某CAD/CAM機器について最近多くのテレビ番組で特集されています。
『テレビで特集されている、その日のうちに治療が終わる』というのはどういった治療の流れか説明します歯科技工用真空成型器。まず虫歯を削って通常通りの支台歯形成します。そしてこの某CAD/CAM機器のカメラを使って光学印象で形成された歯を読み取り、それに合わせて補綴物(詰め物や差し歯)の設計を画面上で行ます。そしてその設計通りにセラミックブロックをミリングマシーンが約15分ほどで削りだしてくれます。そして口腔内にセットして完了、あっという間に治療が終わってしまう!!っといった流れが多くのテレビ番組で放送されている内容です。
そう言えば、この治療方法を『デジタル歯科』と言って紹介している番組もありましたね。

このままでは歯科技工士が不要になってしまうのか?
NSK向け歯科タービンカートリッジ

テレビ番組で上記にあるような内容で紹介されると『このままでは歯科技工士の需要が減っていくのではないか』『歯科技工士要らないじゃん』と考える人も多くいるかと思いますがそんな事ありません歯科ハンドピース用 カートリッジ
少なくともこの某CAD/CAM機器がどんなに普及していっても歯科技工士が要らなくなるという事にはなりません。
少し専門的にはなってしまいますが、ミリングマシーンで削り出してセットするまでに ・スプルーの部分を削る ・ミリングマシーンのバーでは削れない細かい部分を形態修正する ・艶出し研磨をする という作業がありますし、もっと歯の色をマッチさせたい場合は ・ステイニングしてファーネスで焼成する ・艶を出す為にグレーズ液を塗ってファーネスで焼成する という作業があります歯科ハンドピース用 カートリッジ。この作業が全て出来る歯科医師の数はハッキリ言って多くはありません。
しっかりとセミナーに参加したりすれば技術的には可能ですが、この作業する時間は多くの患者を1日で診なければならない歯科医師には不可能です。 患者の歯にしっかりとマッチングしたものをセットしようとすれば、どうしても『歯科技工士』の存在は不可欠になってくると思います。
しかし、多くのテレビ番組ではミリングマシーンで削りだしから完成&口腔内セットの間を省いてます。歯科技工士からすると『あ、これグレーズ(艶出し)してある』『形態修正してある』と気がつくのですが、多くの視聴者はそんな事分かりませんよね。そうなると『この機械が普及していくと歯科技工士が必要なくなる』と、誤解されてしまいます。
『歯科技工士が必要じゃなくなる事は無い』という事を声を大にして言いたいです。
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Posted by athena  at 22:51Comments(0)

2017年04月10日

虫歯を塞いでしまう画期的歯磨きを日本人(ヤマガシ・カズエ)が発明?

一度溶かして再結晶化?驚きの歯磨きの登場

イギリスの新聞社の「The Daily Telegraph」で報道されたと一部のネット上で話題となった日本人学者の『ヤマガシ・カズエ』という謎の人物歯科技工用真空成型器。その名前で検索かけても詳しい情報が出てこなくて『何なんだこの人は?』とそもそもこれは誤表記であって、正しくは『ヤマギシ・カズエ(山岸一枝)』という方。
この山岸一恵さんは『FAP美白歯科研究会』の代表であり、過去にも2005年に山梨大との共同でエナメル質の主成分であるハイドロキシ・アパタイトにフッ素イオンを組み込んで強酸の溶液と混ぜてペースト状にし、傷ついたエナメル質部分に塗って再結晶化させるという研究をイギリスの科学誌『Nature(ネイチャー)』で発表した事で話題になった方です。
2005年に発表されたこの研究では、強酸によりエナメル質からカルシウムやリンが溶け出してしまうというこの作用を逆に利用。ペーストをカルシウムとリンが過剰に入った「過飽和状態」にしておき、そのカルシウム&リン過剰ペーストに含まれる強酸でいったんエナメル質部分の表面の成分が溶け出しても、大量にあるために再結晶化につながる歯科ハンドピース用 カートリッジ。すると電子顕微鏡や原子間力顕微鏡で見ても、天然エナメル質と同じ構造で再結晶化し、エナメル質が再生していたというのです。
NSK向け歯科タービンカートリッジ

「The Daily Telegraph」で報道されたというこの記事は2014年3月に話題になった内容なんですが
新しく開発された新歯磨きは、その成分が歯のエナメル質に類似しており、歯の割れ目に直接用いることができる口腔内照明器。歯磨きに含まれた酸がひびの入ったエナメル質の表面をわずかに溶かし3分後には歯磨き自体が結晶化し、人工的な物質は自然のエナメル質の構造に、しっかりと組み込まれてゆく。
日本の歯科専門家らが行ったテストでは、新型歯磨きを使って治療した歯は、健康な人の歯と全く変わらず、顕微鏡でも見分けがつかないという。
と、いうような内容でした。完全に2005年頃の研究と似たような内容です。9年も前に発表された画期的な研究を今更引っ張りだしてきたのか、はたまたその研究を元に歯磨き粉を開発したという記事なのか『ヤマギシ・カズエ』を『ヤマガシ・カズエ』と誤表記するような情報発信元なんでちょっと怪しいです。
そもそもエナメル質を修復する事が出来るだけであって、虫歯を塞ぐというのは間違いだと思います。虫歯と言っても修復出来るのは初期虫歯だけだと思います。

アパガードリナメルとは違うの?

歯磨きでヒビの入ったエナメル質を補修するという内容を読んで『アパガードリナメル』という商品と一緒じゃんって思った方もいるかと思います。実際にそれと混合されている方のコメントもあったりしました。
しかしそれとは考え方が違っていて、アパガードリナメルには『ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイト』という天然のハイドロキシアパタイトに近い組成成分が含まれています。その成分によりナノ粒子レベルという天然のハイドロキシアパタイトよりも細かい粒子レベルで歯の再石灰化を行うというもので、この研究とは全く別物です。
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Posted by athena  at 22:11Comments(0)

2017年04月10日

歯の本数が多い人ほど健康で長生きできます

皆さんはたぶん8020運動という言葉をお聞きになったことがあると思います。

80歳で20本以上の健康な歯がある方は、歩いたり身の回りのことを自分でしたりといった生活していく上での自立度が高いという研究結果があります。スリーウェイシリンジ用 ノズル
そのため現代ではご自身の歯が何本残っているかで健康の度合も決まるということが定説となっています。歯科手術用照明LEDライト

確かに野生動物は歯を失うことが生存に直結します。
それは餌を取る能力を失うことであり、餌を取れたとしてもそれを噛み砕いて食べるという能力が低下するからです。

患者モニタCMS8000心電図、APO2、NIBP、RESP,2-TEMP、PR機能搭載

人間はというと、自分の歯の状態に合わせて食べ物を小さく刻んだりやわらかく煮たりして食べるための工夫をしますので、歯を失うことが必ずしも生命の危機に直結するというわけではありません。

また、歯科治療の技術の進歩により、歯が欠けたり歯を失ってしまったりしても義歯で補うことが出来ますので、歯科用インプラント装置歯の治療という手段をもたない野生動物程には生存の危機を感じることはないかもしれません。

しかし8020運動が示すように、歯が健康であればあるほど全身も健康であり、寿命が長いということは歯科医師の間では常識になりつつあります。

歯が残っている本数が多い人はそうでない人よりも健康で長生きする確率が高いのです。
日本だけでなく、世界各国でそれを証明する論文が発表されています。
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Posted by athena  at 11:06Comments(0)