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Posted by 京つう運営事務局  at 

2017年06月28日

歯垢除去重視で全身病予防

食後に歯をごしごし磨く方法には多くの誤解があり、歯間などに付着したプラーク(歯垢(しこう))を取り除く方法に重きを置くべきだとする方法が話題になっている。その背景には、単なる虫歯予防ではなく、歯周病菌による全身病を防ぐことが関係している。

 この方法を提唱する歯科医は、京都府舞鶴市で開業する森昭さん。森さんが歯磨きとの関係で着目するのは食後に唾液の分泌が増えるメカニズムだ。「唾液は殺菌効果が強く、それだけで虫歯予防につながる」と指摘する。

 歯磨きは就寝中に増殖した口腔(こうくう)内の雑菌を減らすために朝の食事前にするのは効果的だが、唾液の効果を知らずに、食後に歯磨き剤を使ってごしごしと歯磨きをすると、せっかく分泌した唾液を除去してしまうという。エアモーターセット


 通常の食後にすべきことは、「歯間や歯周ポケットにたまったプラークを取り除くことだ」と提唱する。

 その理由について森さんは「歯間などにたまったプラークは歯周病につながる。歯周病菌は歯肉から血管を経由して全身に広がり、糖尿病や脳梗塞の要因の一つになるから」と話す。このほか、歯周病菌がアルツハイマー病に関係したり、妊婦の歯周病菌が赤ちゃんの低体重につながったりするリスクも研究で明らかになりつつある。つまり、プラークは放置すると、全身病につながる可能性があるというのだ。

 森さんはベストセラーになった『歯はみがいてはいけない』に続いて『やっぱり、歯はみがいてはいけない 実践編』(いずれも講談社刊)を今月出版した。この実践編ではフロスなどの使い方が詳しく紹介されている。歯科用インプラント装置


 森さんはMDE(メディカル&デンタルエステ)協会をつくり、全国の歯科医師や歯科衛生士への啓発活動も行っている。

 「歯を磨くなというのではなく、プラークや雑菌を取り除く方がより重要ということを知ってほしい。健康長寿には口腔内の健康が大切になってくる」と呼びかけている。

医師は患者を「拒む」ことができない  

Posted by athena  at 16:07Comments(0)

2017年06月28日

アスリートも歯が命 京都の歯科医ら総合支援

アスリートの歯を守る「スポーツデンティスト(SD)」の活動が注目を集めている。京都の歯科医が中心となって5年ほど前に「日本スポーツデンティストクラブ」が立ち上がり、2020年の東京五輪・パラリンピックを前に日本体育協会も公認資格を創設した。トップ選手向けの高品質のマウスガードがつくられ、激しいコンタクトが伴う競技でジュニア層への着用義務化が進む中、スポーツと歯の関係について考えた。

 6月上旬、桂高(京都市西京区)でラグビー部の1年生12人に色とりどりのオーダーメードのマウスガードが渡された。伏見区でスポーツ歯科医院を営むSDの竹内正敏さん(71)が使用上の注意点を説明し、1人ずつかみ合わせを確認した。

 その場で調整してもらった黒田拓馬さん(15)は「中学の時は値段の安いマウスガードをつけ続けていて、しんどかった。高校ではコンタクトが強くなり、危険度も増す。しっかりしたものを作ってもらえて安心」と喜ぶ。ボトル付きスケーラー


 同部の杉本修尋監督(54)は前任校にいた20年以上前から、新入部員のマウスガード製作を竹内さんに依頼してきた。当時は先進的な試みだったという。「歯が欠ける生徒はいなくなった。脳しんとうの防止を含め、安全面ではヘッドギアより効果的」と強調する。

 竹内さんは「マウスガードの使用が歯に関心を持ってもらう入口になる」と話す。歯形を取る前に口内や顎の関節をチェックし、ブラッシング指導を行う。使用後は水洗いして乾燥させるなど適切な管理方法も伝える。受傷した際の応急救護と合わせ、選手の歯を総合的にサポートするのがSDの仕事だ。

 竹内さんは国内のスポーツ歯科医の草分けで、30年ほど前からマウスガードの普及を始めた。ラグビーでは2006年度に高校、11年度に中学で試合時の着用が義務づけられた。ホッケーやラクロスにも広がり、使用者は増えている。だが、それに伴って民間業者を中心に品質の低いものが出回っており、誤った使い方をしている選手も少なくないという。

 SDは長らく、日本スポーツ歯科医学会の認定医を指していた。15年に日体協が競技力向上にもつながるとして同名の公認資格を設け、竹内さんも初年度に取得した。歯科用切削研磨セット


 仲間の医師や衛生士らで情報交換を図ろうと立ち上げた「日本スポーツデンティストクラブ」で竹内さんは代表を務める。正会員は北海道から九州まで約100人いるが、ボランティアで携わる人がほとんど。竹内さんは「好きでなければできない仕事。正しい知識を持ったSDを増やしたい」と後進の育成に力を注ぐ。

酒酔いの医師が、手術室に入ってきたらどう思う?  

Posted by athena  at 16:04Comments(0)